悩み多き混合肌にとって、下地選びはものすごく重要ですよね。テカリは抑えたいけど、乾燥はしたくない。凸凹を埋めてほしいけど、落としやすく低刺激であってほしい⋯。こんな厄介なお肌をしていると、満足できる下地に出会えることは、そうそうないのです。そんな中、NARSのアイテムは敏感肌さんからの信頼が厚く、酸化亜鉛フリーのものが多いらしい、という情報が入ってきてから興味を持ち、ずっとリサーチいます。徐々にアイテムをお集めているところですが、最新作の【NARS ライトリフレクティングトーンアップヴェール】という下地が、リピート『確』の大満足のものでしたので、息荒めで語らせてください。
【NARS ライトリフレクティングトーンアップヴェール】のレポ
シンプルモノトーンでスリムなフォルム
2024年7月発売の新作プライマー。何より、通称「リフ粉」と同じ「ライトリフレクティング」シリーズというのが、食いつかずにはいられません。
筆者は悲しいかな、予算の関係でリフ粉を持ち合わせておりません。余談ですが、NARSの「ソフトマット」シリーズのプレストパウダーが発売された際、嬉々として使用していたのですが、すぐに落として割って粉々にしてしまったのです。その悲劇以来、お高いものを購入するのが怖くなり、「プレストパウダーはプチプラに限る」派になりました。それでも、いつかお迎えしたい憧れのリフ粉。それと同じような効果が、下地の段階で得られるのであれば!と期待して使ってみました。
ノーファンデ検証
「ノーファンデでも全然いけちゃいます!」というYouTuberさんたちの下地レビューを聞くたびに、なんと言えない気持ち(ジェラシー?)になっていました。美容医療デビュー前のアラフォーのノーファンデは、ちゃんとノーファンデの仕上がりですから。ところが、この【ライトリフティングトーンアップヴェール】の効果はすさまじく、光でアラを飛ばしてくれるので、角度を変えると濃いめのシミまで目立たないように見えました。
瑞々しい白み強めのベージュ色
朝の水分たっぷりの肌にこれを塗ると「毛穴もシミもどこかに飛んだ!ファンデいらない⋯!」となるのです。勇気を出して(調子に乗って)、ノーファンデで出勤してみることにしました。
工程は、以下の通りです。
鼻まわりとアゴに【IHADA トーンアップUVミルク】、顔全体に【エリクシール デーケアレボリューショントーンアップSP+aa】、最後に【NARS ライトリフレクティングトーンアップヴェール]を顔中心に。
鼻まわりに[KOSE メイクキープパウダー]、顔全体に【IHADA 薬用フェイスプロテクトパウダー】を軽くブラシ付け。気になる濃いシミに【ETVOS ミネラルコンシーラーパレット】。
ちなみにこの日、持ち歩き用のフェイスパウダーを忘れる、という個人的大ピンチでした。「ノーファンデの日に限って…!」と、午後誰とも目を合わせられないことを覚悟しました。
しかし、朝のパーン!とした明るい透明感は徐々に薄れるものの、お手洗いの鏡だと普段と何も変わらず、夜まですっぴん感なく、明るいお肌でいられました。肌が軽い感じがあり快適でしたが、お手洗いのたびに保湿ミストをふりかけたくなりました。乾燥に対する恐怖から出た無意識行動だと思いますが、「粉ふき」などは一切なく、下地単体でも程よい保湿力はあると思います。また、スウェットのようなカジュアルコーデのとき、よりマッチすると思いました。
何より、「ノーファンデ、しかもお直しせずに仕事ができた!」という自己肯定感の爆上げになりました。以前の悩んでいた自分にお手紙で教えたいレベルの嬉しさです。
鼻まわりの毛穴と相性@という発見
筆者は普段から毛穴落ちを警戒しているので、「粉体の多いファンデを鼻まわりに塗ること」はNG行為なんです。いつもは【IHADA トーンアップUVミルク】と【KOSEメイクキーブパウダー】だけに頼っています。(資生堂の美容液ファンデだけは毛穴落ちしないので人と至近距離で会う日や、色むらが気になるときは使います。)
「パール入りアイテムと毛穴は相性が悪い」という先入観から、【NARS ライトリフレクティングトーンアップヴェール】は鼻まわりには適さないと思っていたのです。しかし、今回のノーファンデ検証で、ためしに鼻まわりにもしっかり塗り伸ばしててみると、「あれ、良いかも」と好感触。毛穴落ちはしないのに、潤いと光の効果で毛穴の存在感が薄まる感じ。夕方でも目立ちが少なかったことには驚かされました。酸化亜鉛フリーということもあってか、毛穴詰まりも気にならず、角栓が育ちませんでした。
総評
商品開発者さんのお話
化粧品開発者さんの熱いトークを聞くのが好きです。体裁が整った公式商品ページや、インフルエンサーさんの紹介記事よりも、興味を持って頭に入ってくる感じがして。今回はNYで長年NARSの商品開発に携わる桑村真波さんのインタビューを読みました。なんと、この商品の開発は2018年からスタートとしていたらしく、開発者さんならではの面白いお話でした。
肌を守るバリア機能もある
カカオペプチドやモリンガシードをブレンドした「ラディアンスリテンションコンプレックス」が肌荒れしにくい状態へとサポートしてくれるので、使うたびに光を反射しやすい肌へと導いてくれます。また、キシリトール、トレハロース、エリスリトールといった3種類の糖の保湿効果も期待できるので、肌が潤うことでより美しい光の反射が叶うんです。
NARSから待望の下地が誕生! 光で透明感を高める「ライトリフレクティング トーンアップヴェール」の魅力を徹底解剖 | マキアオンライン(MAQUIA ONLINE) (hpplus.jp)
カカオペプチドやモリンガシード、というのがなんともアメリカらしいですよね。
産みの親、推奨の使い方
スキンケア感覚で全顔になじませてもらえたらOKなのですが、強いていうなら、私は頬の毛穴が気になる部分は下から上に押し上げるように塗っています。
NARSから待望の下地が誕生! 光で透明感を高める「ライトリフレクティング トーンアップヴェール」の魅力を徹底解剖 | マキアオンライン(MAQUIA ONLINE) (hpplus.jp)
「ライトリフレクティング トーンアップヴェール」で叶うツヤは繊細なので基本的にはテカリとは違う見え方をしますが、油分が気になるという人は、額の生え際を除いたTゾーン、小鼻の横などを“リフ粉”で押さえるのが良いでしょう。
なるほど、毛穴と相性◎というのは、産みの親のお墨付きだったのですね。筆者の厄介な鼻まわりにも太刀打ちできたのが納得です。それにしても、リフ粉、やはり欲しくなってしまいます。
まとめ
筆者は鼻回りの毛穴の詰まりや肌荒れが深刻だったので、酸化亜鉛フリーを徹底していた時期もありました。
しかし、メイクオフ方法を変えたことで毛穴詰まり問題はほぼ解決し、現在は「エリクシールデーケアレボリューショントーンアップSP+aa]などの酸化亜鉛入りアイテムも愛用していますが、過去のような角栓目立ち悩みは全く無いんです。
今は、「肌荒れしないこと」、「肌がキレイに見えること」というシンプルな目線でコスメ選びができるようになりました。どうしても酸化亜鉛が使えない、使うのが怖い、という方の選択肢にNARSが味方でいてくれるのは、とても心強いことだと思います。
あと、パケがシンプルでかっこいいので、使うたびにテンションが上がるんですよね。
【NARS ライトリフレクティングトーンアップヴェール】はスキンケアにもなり、確実にキレイに見せてくれる大切なお守りのような存在になりました。
さらにファンになってしまったNARS。沼にはまってしまいました。これからもずっとついていきたいと思います。
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